前回の記事からの続きです。
以下の様に縦横2個づつキャラが配置(以下4個の配置)
されている場合
どういう訳か、（ブラスターの落とす場所によって） 本家では3個破壊できるときがあるのです。
「なぜ、(本家は)
3個破壊が可能なのか？？？」
移植作での判定ロジックでは3個破壊は無理です。1個か2個か4個の破壊になるはず。
前回ではバーラ（四角いキャラ）のみでの確認をしましたが、もしかするとキャラによって当り判定が違っているのかもしれません。
ゼビウスの地上キャラは大きいモノでガルバーラ・ガルデロータは32ドット×32ドット、
通常の大きさが16ドット×16ドットで作られています。
しかし、丸いキャラ（ログラム・ドモグラム・ゾルバク)と四角いキャラ（バーラ)とでは、当り判定の値が異なるのかもしれません。
丸いキャラは当り判定がシビアになっているとすれば、3個破壊も理解出来ます。
上記の場合は丸いキャラ(ゾルバク)の1個は破壊されず、バーラ2個・ゾルバク1個の計3個が破壊されるというパターンですね。
今回は、丸いキャラ（ゾルバク）の確認してみます。
まずは、本家ゼビウスの当り判定を確認してみます。
（以下の画面は、「NAMCO
HISTORY "XEVIOUS"」です)
(1) 本家 ブラスター跡 (y軸)
1個掛かっている状態 → 爆発！
(2) 本家 ブラスター跡 (y軸) 1個+影に2個目(以下1.5個とする) が掛かっている状態 → 爆発！
(3) 本家 ブラスター跡 (y軸)
影に1個(以下0.5個とする)掛かっている状態 → 爆発せず
(4) 本家 ブラスター跡 (y軸) 1個掛かっている状態 → 爆発！
(5) 本家 ブラスター跡 (y軸)
1.5個掛かっている状態 → 爆発！
(6) 本家 ブラスター跡 (y軸)
2個掛かっている状態 → 爆発！
(7) 本家 ブラスター跡 (y軸)
1個掛かっている状態 → 爆発！
y軸に関してはブラスター跡が1個以上掛かっている状態で爆発するようです。
次はx軸に関して検証
(8) 本家 ブラスター跡 (x軸) 1個掛かっている状態 → 爆発せず
(9) 本家 ブラスター跡 (x軸)
2個掛かっている状態 → 爆発！
(10) 本家 ブラスター跡 (x軸) 1.5個掛かっている状態 → 爆発せず
(11) 本家 ブラスター跡 (x軸)
2.5個掛かっている状態 → 爆発！
(12) 本家 ブラスター跡 (x軸) 1個掛かっている状態 → 爆発せず
(13) 本家 ブラスター跡 (x軸) 1.5個掛かっている状態 → 爆発せず
(14) 本家 ブラスター跡 (x軸)
1個掛かっている状態 → 爆発せず
(15) 本家 ブラスター跡 (x軸)
1.5個掛かっている状態 → 爆発せず
x軸に関してはブラスター跡が2個以上掛かっている状態で爆発するようです。
では、移植作についての確認してみます。
確認するのを手早く行う為に、ゾルバクを沢山並べました。
以下は移植作の画面です
まずは、改善前
(16) 移植作 ブラスター跡 x軸 1個 掛かっている状態 → 爆発！
「爆発しちゃいました」
本家(8)(12)(14)では、爆発していませんから、これでも当り判定が甘いようです。
・・・・で、x軸の当り判定を改善してみました。
(17) 移植作 ブラスター跡 x軸 1個 掛かっている状態 →
爆発せず
上記(16)と同条件で「爆発しなくなりました」
では、y軸も含めて検証開始
(18) 移植作 ブラスター跡 y軸 2個 掛かっている状態 → 爆発！
(19) 移植作 ブラスター跡 y軸 1個 掛かっている状態 → 爆発！
(20) 移植作 ブラスター跡 y軸 2個 掛かっている状態 → 爆発！
(21) 移植作 ブラスター跡 y軸 2個 掛かっている状態 → 爆発！
(22) 移植作 ブラスター跡 x軸 2個 掛かっている状態 → 爆発！
(23) 移植作 ブラスター跡 x軸 1.5個 掛かっている状態 → 爆発せず
(24) 移植作 ブラスター跡 y軸 1個 掛かっている状態 → 爆発！
どうやら、「この当り判定で、”当り”」のような気がしてきした。
四角いキャラ（バーラ）とそれ以外の当り判定は異なっているようですね。
実際のところ（本家では）どの様な処理になっているのかは不明なのですが・・・・
そうなってくると、冒頭で書いた縦横2個づつの配置(計4個）の内3個だけを破壊できるというのも頷けます。
では、試してみましょう。
(25) 移植作 ブラスター跡 ほぼ中央 → 全部爆発！
(26) 移植作 ブラスター跡 やや中央より右側 → 3個爆発！
も、これで良いでしょ・・・・もういい加減飽きました。
当り判定の調整なんて、パラメータの変更だけで出来ますので1分もあれば可能です。
ホント容易いのです。
しかし、（前記事も含め）本家を見ながら（録画）検証をするのは容易な事では無いですね。
今回の作業が一番、"地味な作業"(地道な作業かな？）だったような気がします。
