薄々は気が付いていたのですが、移植作では「当り判定が甘い」ようです。
それ自体の調整は簡単なのですが、本家がどの程度で当り判定を行っているのかを確認するのが面倒でしたので「こんな感じ」で済ませていました。
今回は、本気を出して確認してみましょう。
まずは、本家ゼビウスの当り判定を確認してみます。
（以下の画面は、「NAMCO
HISTORY "XEVIOUS"」です)
一番確認の取りやすいバーラ（四角いキャラ）に絞ってみました。
(1) 本家 ブラスター跡 (x軸)
1個掛かっている状態 → 爆発せず
(2) 本家 ブラスター跡 (x軸) 2個掛かっている状態 → 爆発！
(3) 本家 ブラスター跡 (y軸) 1個掛かっている状態 → 爆発！
ここで、気が付いた！！
x軸では（ブラスター跡が)
1個の場合は爆発せず、y軸1個の場合では爆発すると言う事。
「へー。x軸とy軸で、当り判定の値が違うんですね」
(4) 本家 ブラスター跡 x軸 2個 y軸 1個 掛かっている状態 → 爆発！
これは、(1)～(3)の結果からすれば、納得です。
では、移植作についての確認してみます。
確認するのを手早く行う為に、バーラを沢山並べました。
以下は移植作の画面です
まずは、改善前
(5) 移植作 ブラスター跡 x軸 1個 掛かっている状態 → 爆発！
本家（1)と同じ条件 (本家では爆発せず)
「爆発しちゃいました」
本家(1)では、爆発しませんから、やはり当り判定が甘いのですね。
・・・・で、改善してみました。
(6) 移植作 ブラスター跡 x軸 1個 掛かっている状態 →
爆発せず
上記(5)と同じ条件です。
「OK！」
(7) 移植作 ブラスター跡 x軸 2個 掛かっている状態 → 爆発！
本家（2)と同じ条件 (本家では爆発)
「OK！」
念のため、右サイドも確認してみます。
(8) 移植作 ブラスター跡 x軸
1個 掛かっている状態 → 爆発せず
「OK！」
(9) 移植作 ブラスター跡 y軸 1個 掛かっている状態 → 爆発！
本家（3)と同じ条件 (本家では爆発)
「OK！」
これで、当り判定は本家と同様になったと思うのですが・・・・
気になるのが一点あります。
以下の様に縦横2個づつキャラが配置(以下4個の配置)
されている場合
どういう訳か、（ブラスターの落とす場所によって） 本家では3個破壊できるときがあるのです。
「なぜ、(本家は)
3個破壊が可能なのか？？？」
移植作での判定ロジックでは3個破壊は無理です。1個か2個か4個の破壊になるはず。
今回はバーラ（四角いキャラ）のみでの確認をしましたが、もしかするとキャラによって当り判定が違っているのかもしれません。
ゼビウスの地上キャラは大きいモノでガルバーラ・ガルデロータは32ドット×32ドット、
通常の大きさが16ドット×16ドットで作られています。
しかし、丸いキャラ（ログラム・ドモグラム・ゾルバク)と四角いキャラ（バーラ)とでは、当り判定の値が異なるのかもしれません。
丸いキャラは当り判定がシビアになっているとすれば、3個破壊も理解出来ます。
上記の場合は丸いキャラ(ゾルバク)の1個は破壊されず、バーラ2個・ゾルバク1個の計3個が破壊されるというパターンですね。
次回は、丸いキャラの当り判定を詳しく見てみましょう。
