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「ゼビウスを作る！」　【番外編】　レトロパソコンモードの追加　その５

2012.7.1  MZ-700タイニーゼビウス 3D

2012.6.24

〜MZ-700タイニーゼビウスが滑らかに動いたら〜

MZ-700のタイニーゼビウス。
MZ-700はシャープのパソコンなのですが、グラフィック機能がありません。
（かなり使いこなすと、ある程度のグラフィック表現は出来るもよう）

そんな当時でも低スペックなMZ-700にゼビウスを移植するという事が考えられない事でした。
このMZ-700版タイニーゼビウス（とMZ-700スペースハリアーもでしょうか)の移植により、
「MZ-700に不可能は無い」という言葉も生み出されたのです。

そんなMZ-700版ゼビウスですから、私も当時から気になって気になって仕方がありませんでした。
ようやく、現在になり動画サイトで見られてるようになり嬉しく思います。

以下はYoutubeの動画です。動画のUP主には感謝いたします。

MZ-700版タイニーゼビウス

いや、スゴイですね！！
キャラクタ（文字）しかない機種でゼビウスを作ろうという発想が素晴らしい！

そんなMZ-700版タイニーゼビウスをキャラクタ単位(8ドット単位）では無く、1ドット単位で動かしたらどうなるのか！？

題して・・・・

「MZ-700タイニーゼビウスが滑らかに動いたら？？」

・・・です。

(※以降、本家のMZ-700版タイニーゼビウスを「MZ版ゼビウス」と記述します）

MZ-700は実機所有者でなくとも、エミュレータは使用できるみたいです。
・・で、文字フォントは以下のもようです。

この文字（セミグラフィック）を使ってゼビウスキャラを表現しているのです。

デロータを例にしてみましょう。

大きさは2×2キャラ（16×16)の大きさですが、違います。
次の様に、3×3キャラで構成されています。

MZ-700は1文字毎に背景色を指定する事が可能なので、スクロール背景にあたかも重ね合わせたように出来るわけです。

空中キャラも同様の作りになっています。

スクロール背景に斜めのパターンを使用せずに、8ドット単位にしているのは、空中キャラとの重ね合わせを考慮したからでは無いでしょうか？
もし、背景を綺麗に（斜めパターンを使用した場合）空中キャラがその上に来た時に背景が変化してしまいます。

（作者さんに聞いた訳では無いので不明です）
※なんと、作者である古籏一浩さんからご連絡を頂きました。
スクロール背景に斜めのパターンを使用しなかったのはメモリの問題だそうです。
そう言われてみれば、当時のパソコン（マイコン）のメモリの少なさに苦労した記憶が蘇ってきました。

今回の移植作は、マップはアーケードと近い構成にしてあります。どちらかと言えばX1版に近いかな。

全てのキャラクターはMZ版ゼビウスを参考にしての新規作成なのですが、空中キャラはかなり、適当な感じになってしまいました。

殆ど多くの空中キャラは4×4の■で表現していますが、実機では対応出来ないパターンになってしまいました。
本来の表現方法だと、かなり難しく諦めてしまいました。

それでも雰囲気はあるのではないでしょうか？

以下は移植作のスクリーンショットです。

AREA1