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■ATRACフォーマットをMP3へ変換する。（フォルダ整理も含む） 　2014年7月6日

長女が乗っているクルマ（アルト）は古いオーディオだったので、ウォークマンをFMトランスミッターに接続して音楽を聴いていたようです。それは不便ですよね。
ですから、USBメモリやSDカード対応のカー・オーディオ(CARROZZERIA DEH-770)を取り付けてあげました。

取り付け自体は、「あ・・・と言う間」に終わりましたが、ここからが大変でした。

このカー・オーディオ(DEH-770)ならば、娘のウォークマンの音楽データをUSBメモリにコピーすれば、簡単にたくさんの音楽を車内で聴けるようになる。

・・・・・と思いきや、娘のウォークマンに入っているフォーマットがATRAC形式(OMA)！

「コレ(DEH-770)では未対応のフォーマットなので再生が出来ません！」
　　※対応フォーマットは、WMA/MP3/AAC/WAV

独自規格ってキライ・・・・
ユーザーの囲い込みをしたいのは分からなくもありませんが、こう云う時に不便を感じます。
（もちろん、ウォークマンとてMP3等のフォーマットだって再生は出来るのですが、なぜか娘はATRAC形式で保存していました。SONYのXアプリのデフォがATRACなんだろうな）

１．ATRACフォーマットをMP3へ変換

なので、ATRACフォーマットをMP3へ変換します。
良いツールが無いかを探していたら、ありました！
「MP3 Conversion Tool」です。

このソフトウェアはSONY (USA) 製品です。（でも日本語対応）
独自規格を推進するも、こうしたソフトウェアを提供してくれている事は助かりますね。

後は、見た通りに使っていけばOK

今回はファイル名を曲名に変更しました。
（娘のウォークマンに入っているファイル名は曲名ではありませんでしたので）

「ファイル名を曲名に変更する」をチェックすると以下の設定画面が表示されます。
ATRACファイルに格納されている情報を基にファイル名を変更してくれるのです。

「開始」でコンバートが開始されます。

実に簡単な操作で完了
（今回はサンプルのスクリーンショットです。1曲だけ変換しました）

実際には2000曲程度変換させました。変換にかかった時間は2時間程度だったかな。

このソフトウェアで変換すると、フォルダが自動的に作成されるのですが、以下の様になります。

アーティスト名\アルバム名\曲名.MP3

MP3 IDタグの情報から「アルバム」を指定して再生が出来るプレイヤーならば、これでも良いのですが、残念ながら、カー・オーディオ(DEH-770)はそんな機能はありません。

カー・オーディオ(DEH-770)は、フォルダを指定して再生は可能ですが、ID3タグ情報による再生機能は無いのです。

つまり、上記のフォルダ構成だと「アルバム毎に再生が出来ません」

※同一のアルバムに複数のアーティストの曲があった場合には別個のフォルダになってしまうからです。

ですから、フォルダは以下の構成が望ましいのです。

アルバム名\曲名.MP3

２．フォルダの整理

フリーソフトで、「mdmp3」というソフトウェアを発見しました。
これは、MP3 ID3タグ情報から、フォルダを生成し整理してくれるスグレモノ

まさに上述のニーズとピッタリ合っています。

オプション - 設定

「ファイルのフォルダ振り分け方法」を「ユーザ設定」「コピー先フォルダ\」を「?a」と指定すれば、アルバム名のフォルダを自動生成して、そこに該当の曲が格納されます。

設定が終わったら、MP3ファイルが格納されているフォルダ（複数選択可能）を、以下の「mdmp3」へドラッグ＆ドロップすれば、処理が開始されます。

これで、フォルダ構成が、「アルバム名\曲.MP3」になりました。これらのフォルダ・ファイルを全てUSBメモリにコピーして、カー・オーディオに挿せば便利に使える事でしょう。


関連項目　→　DAP(digital audio player)用ソフト　ファイルの再生順序を変更