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■エアコン修理 その3 2021年8月8日〜9月5日
2021年8月7日(土曜日)
AE86のエアコンが”また”壊れました！
前回修理したのが、2018年だから3年は動いていた事になります。
当日は、いつもよりも少し移動距離が多く(往復で120km程度）でした。
帰りの高速道路で「ガラ・ガラ」音の後に、「キュー」音！
文字で表すと、こんな感じ
カラ・カラ・カラ・ガラ・ガラ・ガラ・ガラ・ガラ・ガラ・ガラ・ガラ・
ガラ・ガラ・ガラ・ガラ
キューーーーーーーーーー！
”エアコンのコンプレッサーが壊れた”のは、すぐに分かりましたので、すぐにエアコンスイッチをオフにしました。
すると、「キュー」音は無くなりました。
”多分、コンプレッサーの焼き付き・ロックでしょう。”
エアコンが効かなくなってからの道中（約50Km）は、猛烈に暑かった！！
（雨が降ってきたので、窓が開けられなかった）
「あぁーあ、また壊れちゃった！」
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翌8月8日(日曜日)
コンプレッサーの故障である事は、ほぼ間違い無いと思いますが確認をしてみます。
エアコンスイッチをオンにして、コンプレッサーまで、電圧が掛かるかを確めてみます。
中央のカプラがそれ。
コンプレッサーからカプラを外して、テスタで測定してみます。
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エアコンスイッチ オフ状態
電圧ありません。（正常)
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エアコンスイッチ オン状態
電圧あります。(正常)
（当然ですが）
電気回路的には問題はありません。
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今度は、カプラを元に戻し（コンプレッサーに接続）
エアコンスイッチをオン・オフしてみます。
異音の状態が分かるように動画にしました。
（音も波形にしました）
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エアコンスイッチ オフ状態
異音はありません。
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エアコンスイッチ オン状態
金属音のような、「キーン」というような音になってしまっています。
コンプレッサー（のマグネットクラッチが作動していても）は動作していません。
想定通りでした
マグネットクラッチは、正常にオンになるが、コンプレッサーがロックされている為だと思う。
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エアコンベルトを外して
（エンジンを掛けていない状態で）
コンプレッサー（のマグネットクラッチ）へ電圧を掛けます。
プーリーを手で回してみますが、全く回りません。
コンプレッサーの不具合で間違い無いので、リビルト品を発注しました。
コンプレッサーを外します。
作業前に、エアコンガスを抜きます。
（エアコンガスの大気開放は厳禁です。回収できる業者さんにお任せしましょう）
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取り外したコンプレッサー
[047200-3921]
リビルトコンプレッサーを注文するには、これ（コア)の返却が必要になります。
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リビルトコンプレッサーを注文するには、取り外したコンプレッサー（コア)の返却が必須です。
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注意書き
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コンプレッサー
左：リビルト品
右：取り外したもの
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コンプレッサー
左：リビルト品
右：取り外したもの
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高圧、低圧の接合部をリビルト品に移植します。
六角ネジなのですが、随分と固い。
バイス(万力)でコンプレッサーを固定しておかないと、（ネジを緩めるのは）無理です。
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高圧、低圧の接合部が外れました。
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高圧、低圧の接合部をリビルト品に移植しました。
（中のOリングが噛まないよう注意)
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ゴミが入らないように養生しておきます。
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8月22日(日曜日)
お盆休みになってしまい、パーツ屋さんもお休みで、パーツの全てが揃ったのが、8月18日でした。
これで、ようやく修理作業が出来ます。
作業としては、エアコン配管を全て、取り外して、配管内の洗浄をします。
その為に、邪魔なリトラクタブルヘッドライトを取り外します。
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ここのボルトが回しづらい。
エアコンの配管の奥にあるのです。
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リトラクタブルヘッドライトを取り外しました。
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これで、配管・ホースの取り外しがし易くなりました。
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下図（緑色）の配管・ホースを取り外します。
以降の写真で、どの位置かが識別し易いように、接合部をA〜Gと標記しておきました。
(ガスの流れの順にしてあります。A〜G1が高圧側、G2〜Hが低圧側です）
下図（水色)は、交換するパーツです。
コンプレッサー（リビルト品）
エキスパンションバルブ(新品）
レシーバー(新品）
配管・ホースの接合部のOリングは全て新品に交換します。
つまり（コンデンサを除いた）エアコンシステム全体を取り外して、組み上げるのです。
「結構な手間だな」
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ホース・配管の接合部はナットで接続されています。
緩める時に舐めない為にも、極力「クローフットレンチ／フレアナットレンチ」を使用します。
19mmを超える大きさのナットは（我家に、その類の工具が無いので）モンキーレンチを使用します。
まぁ、大きいナットならば（モンキーでも）舐める事も無いかな。
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E1接合部
（レシーバーとの接合部)
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D2接合部
（レシーバーとの接合部)
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レシーバーが外れました。
コンデンサ側の配管にはゴミが入らないように養生しておきます。
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レシーバーの取付ステーまで外してしまったけど、これは、外さなくても良かった。
マイナスドライバー等で、ロックを解除すればレシーバーは外れます。
（取り付ける際は、プライヤー等でロックすればよい)
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レシーバー
左：外したもの
右：新品
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C1-B2接合部
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C1-B2接合部
（ナットが緩んだ)
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A2-B1接合部
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F2接合部
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H1接合部
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接合部 F2-G1 , G2-H1
ゴミが入らないように、養生しておきました。
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エンジンルーム側の
全ての配管・ホースを取り外しました。
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カーエアコン配管用クリーナー
これを使用して、取り外した全ての配管・ホースを洗浄します。
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配管・ホースが取り外された状態 その1
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配管・ホースが取り外された状態 その2
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室内のエバポレータを取り外しました。
（室内作業の写真撮影をしていませんでした）
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エバポレーター・カバーを外します。
（金属のクリップをマイナスドライバーで外します）
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配管の固定ステーを取り外します。
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摘出したエバポレーター本体 その1
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摘出したエバポレーター本体 その1
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中央（真鍮色）がエキスパンションバルブ
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エキスパンションバルブを取り外します。その1
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エキスパンションバルブを取り外します。その2
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エキスパンションバルブが外れた上体のエバポレーター本体
随分と汚い！
（この時代のクルマってエアコンフィルターが無いからね）
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エキスパンションバルブ
左：取り外したもの
右：新品
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エキスパンションバルブ接合部のOリング
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エバポレーターが汚いので、（家庭用の）エアコンセ洗浄スプレーを使用して、汚れを除去します。
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掃除した、エバポレーター
これに、エキスパンションバルブを取り付けます。
エバポレーター・カバーを取り付けます。
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ここからは、（取り外しと）逆の工程で、パーツ（エバポレーター、配管・ホース、レシーバー、コンプレッサー）を取り付けていきます。
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もちろん、配管・ホース接合部のOリングは全て新品交換します。
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接合部には（主としてはOリング）に、漏れ防止の為に、オイルを塗布します。
これは「エアコンパル」
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接合部 E2-F1
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接合部 E2-F1
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接合部 A2-B1
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接合部 A2-B1
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エアコンベルトも交換します。
（少しの時間とはいえ、滑ってしまっていましたので）
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全てのパーツ（エバポレーター、配管・ホース、レシーバー、コンプレッサー）を取り付けましたので、後はガスを注入するだけになりました。
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