情報的には古いです。
（今更という感がありますね。数年前の手法かもしれませんが、まだ使えるのではないかと思い書いてみました）
さて、携帯電話で着信音を設定する際に、「既存の音を設定する」あるいは、「公式サイトからダウンロードし設定する」など方法は様々ですが、「自分の好きな音（音楽）を登録可能にしてみよう」というのが本ページの主旨です。
以下、長々と画面入りで記載していますが、慣れれば１０分以内で出来てしまいますので、是非チャレンジしてみて下さい。
作業概略としては、
1 好きな音楽をwavファイルでパソコンに取り込む （CD等から）
2
着信音にしたい箇所のみにする。（数秒〜10数秒）
3 登録可能なファイルに変換する。 (mmfという形式です）
4
出来たファイルを携帯電話に転送する。
※以下の方法は、一般的に（？）「えせ着うた」と呼ばれている方法です。本来の”着うた”よりも音質が低い等の不利な点があります。
自作”着うた”の規制（携帯端末から自作したモノは再生や登録できない規制）があり、”着うた”の作成が困難になってきております。
”着うた”は作成が困難ですが、”えせ着うた”は簡単に作成できますし、音質も以前よりは向上しています。
こちらの方法でも音質的には及第点では無いかと思っています。
（そもそも、着信音に音質を拘る事は無い気がする。音が大きくて気が付けばいいじゃん・・）
では、必要なソフトの準備をします。
CDからパソコンにWAV形式で取り込むソフト → ここでは、CD2WAV32で説明しています。
Wave Sound
Decorator
検索エンジンですぐに探せますので、ダウンロードして下さい。
１．好きな音楽をPCのハードディスクへWAVファイルにて保存
これをリッピングとも言います。
多くのライティングソフトの機能として含まれておりますので、好きなソフトをご利用下さい。
ここでは、フリーソフトのCD2WAV32を使用してみます。
音楽CDをセットした後の画面です。
「CDDB」をクリックします。
インターネット接続 → 受信(R)
を選択します。
（CDの曲名などの情報を入手します。これをパソコンに取り込む時のファイル名とする訳です）
情報の取得に成功しました → OKを押します
ファイル → ファイル名に情報を設定する(F) を選択した後、CDDB情報ウィンドウを閉じます。
取り込みたい曲を選択し、右クリック → 取り込み開始(S) を選択します。
保存先を設定し、「OK」
下記の画面が表示され、パソコンに曲が取り込まれます。
２．着信音にしたい箇所のみにする。（数秒〜10数秒）
パソコンに取り込んだWAVファイルを着うた用に短いファイルに切り出します。
これは、携帯端末の仕様や作成するファイルの音質によって異なりますが、8秒〜15秒位になるでしょう。
※詳しくは、この辺りを見てみてはいかがでしょうか → えせ着うた
まとめサイト @Wiki
つまりは、曲のサビの部分だけ（数秒〜１０数秒）のWAVファイルを作成するのです。
ここでは、Windows標準のサウンドレコーダーを使用してみます。
もっと、正確にやりたいかたは、SoundEngine等を利用してみて下さい。
着うたにしたい先頭で、ストップボタンを押します。
編集 → 現在位置までを削除(B) を選択
これで、先ほどのストップした位置以前が消えます。
今度は、着うたにしたい最後の位置でストップします。
編集 → 現在位置から後を削除(A) を選択します。
これで、サビ箇所のみのWAVファイルになりました。
ファイル → 名前を付けて保存 (A)
を選択し、別ファイル名で保存して下さい。
（別ファイル名にしないと、折角パソコンに取り込んだ音楽が、その短いサビだけのモノになってしまいます）
３．登録可能なファイルに変換する。
(mmfという形式です）
(1) Wave Sound
Decoratorを起動し、２で作成したファイルを開きます。
音が小さい場合は、ノーマライズを行います。以下の(2)〜(4)を実行して下さい。
音量が適切であれば、実行する必要はありませんので、(5)
に進んで下さい。
(2) Edit → Select All
(3) Normalize を選択
(4) ノーマライズが出来ました。上のと比較すると、音量が上がっている事が分かりますね。
(5) サンプリンレートを変換する場合は、Edit → Sample
Typeを選択します。
通常のCDのサンプリングレートは、44.1KHz
16ビット、ステレオです。
着うたレベルであれば、24KHzのモノラルで良いかと思っています。
(6)以下の設定にしてみます。
Resample to 24000 [Hz]
Convert to mono
(7)保存します。File → Save As を選択
(8) 任意のフォルダに保存します。名前もご自由にどうぞ。
これで、完成です。
４．出来たファイルを携帯電話に転送する。
3-(8)で保存した、ファイル（上記の例では、サンプル.mmf)
を、携帯に転送します。
パソコンから携帯メールへ添付ファイルとして送付してもOK。
（パケット代金がかかります）
USBにて、携帯とパソコンを接続するモノがあれば、それでもOKです。
携帯電話で再生が出来、且つ、着信音に登録が可能であるかを試してみましょう。
